ヘリコプター好き必見!1980年代のSFアニメ『巨神ゴーグ』とは?
2023年1月13日
近年、日本における漫画やアニメは世界的に人気を博しており、最近で言うと『劇場版ワンピースFILMLED』やアニメ『鬼滅の刃』などが世界的な人気を誇っています。
国内では、誰もが知っているアニメから昔のSFアニメなどのコアなファンまでいるほどアニメが盛んですよね。
今回は、1980年代に放送された『巨神ゴーグ』についてご紹介します。
巨神ゴーグとは
巨神ゴーグとは、1984年に放送された日本サンライズ制作のSFアニメで、特に視聴率や目立った特番などはありませんが、アニメファンからはかなりの名作とも言われています。
原作からキャラクターデザイン、作画監督を務めたのは「安彦良和」。安彦良和はアニメ制作だけでなく、漫画家としても活躍しています。「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」は、「ガンダムエース」で10年間連載され、累計発行部数は1000万部を超えるほどです。
また、安彦良和といえば、「宇宙戦艦ヤマト」や「勇者ライディーン」などのアニメ作品にも携わっています。代表作「機動戦士ガンダム」でも、キャラクターデザインと作画監督を務めています。
目次
巨神ゴーグのあらすじ
主人公「田神悠宇」は、亡き父の手紙を頼りに、地図上から消去された島の秘密を探るべく、冒険の旅に出ます。父の教え子でもある「ドクター・ウェイブ」とウェイブの妹「ドリス」と出会い、複合巨大企業の「ガイル」やギャング団から逃れながらもウェイブの友人である「船長」に手を借りて島にたどり着きます。
島に降り立つと突然謎の怪物に襲われ、絶対絶命の悠宇たちを助けたのが青い巨大ロボ「ゴーグ」でした。初めて「ゴーグ」に会った悠宇は、「ゴーグ」のことをなぜか懐かしく感じていました。「ゴーグ」は悠宇の呼びかけだけに反応し、悠宇たちを守り、互いに絆を深めあっていきます。
巨神ゴーグのここがすごい!
「巨神ゴーグ」の放送当時は、リアルロボット系のアニメが人気を博していて、「機動戦士ガンダム」や「聖戦士ダンバイン」など、少年たちの心をつかむSFアニメがたくさんありました。そんな中で、この「巨神ゴーグ」が名作と呼ばれている理由は何でしょうか?その理由を探っていきましょう!
細部にまでこだわっている
本物に近いものにするために、機械の構造や作動など、細部にまでこだわって制作されています。敵であるガイルの重機にはコマツのロゴが入っていて、使用許可を取るほどのこだわりも見せています。また、当時の映像としてはとてもきれいな映像であると言われています。
他のSFアニメとは一味違う!
当時のSFアニメで人気だった他のアニメと一味違うのが、ロボットを「操縦をしない」といったところではないでしょうか。
主人公のロボット「ゴーグ」には、意思がり、主人公の田神悠宇はゴーグに乗って戦闘をするため、操縦や命令で動くようなSFアニメにはない「絆」や「思い」を強く感じることができるのではないでしょうか。
無理のない制作で見やすい
1984年に放送された「巨神ゴーグ」ですが、実は半年遅れて放送スタートとなっています。理由は諸事情によるとのことで、その分制作に無理がなく、ロボットの動きや物語など、作りこまれているように思います。また、26話完結と当時のアニメからすると少ない話数で完結しています。
声優陣も豪華!
主人公である田神悠宇は「ワンピース」のルフィや「ドラゴンボール」のクリリンを務める「田中真弓」が担当し、敵である「ガイル」の新支社長「ロッド・バルボア」は「ガンダム」のシャア・アズナブルを務める「池田秀一」が起用されるなど、声優陣も豪華です。
巨新ゴーグが待望のブルーレイ化!
2022年10月に巨新ゴーグのBlu-ray BOXが発売されました!内容は全26話の2Kスキャン、HDリマスターによって高画質で鑑賞できるBlu-ray4枚組と、安彦良和描き下ろしのBOXイラスト、「巨神ゴーグ」で作画監督を3本担当した土器手司の描き下ろしデジスタックイラストが同梱されていて、ファンとしては見逃せない商品となっています。
まとめ
いかがでしたか。近年は女性のマンガ家の活躍も多い漫画・アニメ業界ですが、細部にまでこだわっている熱意や人間関係の濃さや、ロボットとの関係など安彦良和らしさがあふれているのではないでしょうか。
この「巨神ゴーグ」は、冒険心がくすぐられ当時子供であった人も、今の子供たちでも、何度見ても見入ってしまう、そんな作品ではないでしょうか。是非、後年に語り継いでいきたい!そんな一作品です!