箱根駅伝2023の出場校が確定!見どころや放送予定は?

箱根駅伝2023の出場校が確定!見どころや放送予定は?

新年の人気スポーツイベントである箱根駅伝 出場校21チームが決定し、来年のお正月も激しい戦いが繰り広げられます。

連覇を狙う青山学院大学に、前回大会の雪辱を果たしたい順天堂大学、大学三大駅伝の三冠を狙う駒澤大学など、今大会も日本全国に笑顔あり涙ありの感動を届けてくれるに違いありません。

今後は、12月10日に出場候補選手16名が登録される「チームエントリー」、12月29日に出場選手10名と補欠選手6名を登録する「区間エントリー」が行われます。

そこで今回は、箱根駅伝 出場校やコース、今大会の見どころや放送情報についてまとめてみました!

箱根駅伝2023の概要

  • 正式名称:第99回東京箱根間往復大学駅伝競走
  • 主催:関東学生陸上競技連盟
  • 日程:2023年1月2日(月)~1月3日(火)
  • 開催地:東京都と神奈川県
  • 出場チーム数:21チーム

正月の風物詩として絶大な人気を誇っている箱根駅伝は、1920年より毎年1月2日と翌3日の二日間にわたり行われています。関東学生陸上競技連盟主催のため、関東学連加盟校のみが参加できる地方大会ですが、1987年に日本テレビが全国放送で全区間の生中継を開始して以降、国民的スポーツ大会として日本全国の人たちが注目し、人気を博しています。

箱根駅伝は毎年スポーツの日に開催される出雲駅伝の予選会も兼ねていて、箱根駅伝の上位10校は、同年開催の出雲駅伝に関東代表として出場することができます。出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の3大会が「大学三大駅伝」と呼ばれていて、同じ年度の全大会を制覇すると「三冠」と称されます。これまでに大東文化大学、順天堂大学、早稲田大学、青山学院大学の4校が三冠を達成しています。

箱根駅伝のコース紹介

コースは東京・大手町にある読売新聞東京本社ビル前をスタートし、温泉街や富士山の絶景で知られる神奈川県・箱根町にある芦ノ湖駐車場入口間の往復217.1kmとなります。

10区間、全てに見どころがありますが、各校のエースが登場する花の2区や、最大の難所であり「山を制する者は箱根を制す」と言われている5区は特に注目したい区間ではないでしょうか。

往路(東京・大手町~箱根・芦ノ湖の全107.5km)

1区21.3km大手町・読売新聞ビル前→鶴見中継所
2区23.1km鶴見中継所→戸塚中継所
3区21.4km戸塚中継所→平塚中継所
4区20.9km平塚中継所→小田原中継所
5区20.8km小田原中継所→箱根・芦ノ湖

復路(箱根・芦ノ湖~東京・大手町の全109.6km)

6区20.8km箱根・芦ノ湖→小田原中継所
7区21.3km小田原中継所→平塚中継所
8区21.4km平塚中継所→戸塚中継所
9区23.1km戸塚中継所→鶴見中継所
10区23.0km鶴見中継所→大手町 読売新聞ビル前

箱根駅伝2023の出場チーム

箱根駅伝に出場できるのは、全21チームです。前年大会でシード権を獲得した10校と、本大会の約2カ月前に行われる箱根駅伝 予選会を通過した10校、そして関東学生連合チームを加えた計21チームが箱根路に臨みます。

前年大会のシード権獲得校

学校名出場回数連続出場回数総合優勝回数
青山学院大学28回目15年連続6回
順天堂大学64回目12年連続11回
駒澤大学57回目57年連続7回
東洋大学81回目21年連続4回
東京国際大学7回目6年連続最高順位5位
中央大学96回目6年連続14回
創価大学6回目4年連続最高順位2位
國學院大學16回目7年連続最高順位3位
帝京大学24回目16年連続最高順位4位
法政大学83回目8年連続最高順位3位

予選会校

学校名出場回数連続出場回数総合優勝回数
大東文化大学51回目4年ぶり4回
明治大学64回目5年連続7回
城西大学17回目2年ぶり最高順位6位
早稲田大学92回目47年連続13回
日本体育大学75回目75年連続10回
立教大学28回目55年ぶり最高順位3位
山梨学院大学36回目3年連続3回
専修大学71回目3年連続1回
東海大学50回目10年連続1回
国士舘大学51回目7年連続最高順位3位

関東学生連合チーム

予選会で出場権を逃した大学の中から、個人成績が優秀な選手が選抜されて構成されるチームで、今大会では育英大学4年の新田颯選手(33位)や流通経済大学2年の長谷川瑠選手(34位)他、16選手が選ばれました。

箱根駅伝2023の見どころ

毎年箱根駅伝は感動のドラマがいっぱい!下記に挙げた総合優勝争いだけではなく、ごぼう抜きやシード権争い、母校の襷が途絶える無念の繰り上げスタートや途中棄権など、出場する21チーム全てから目が離せません。

前回大会で総合優勝の青山学院大学!

箱根駅伝では、この10年で6回の総合優勝を果たしている青山学院大学。

前回大会では、3区でトップに躍り出てからは最後まで首位をキープ。2位の順天堂大学に10分以上もの差をつけ、大会新記録で往路・復路の完全優勝を達成しました。

圧倒的な選手層を誇る青山学院大学は、ダブルエースの近藤幸太郎選手と岸本大紀選手らを中心に、箱根駅伝2連覇&7度目の優勝を狙います!

大学三大駅伝の「三冠」を狙う駒澤大学!

出雲駅伝で9年ぶりの王座奪還を果たすと、続く全日本大学駅伝では大会新記録で3連覇を達成。今回の箱根駅伝では史上5校目、駒澤大学 駅伝としては初の大学三大駅伝の「三冠」がかかっています。

駒澤大学の絶対的エースは、2022年の世界陸上オレゴン大会男子10000m代表で学生最速ランナーの田澤廉選手。その他にも、出雲駅伝でアンカーを務めた鈴木芽吹選手ら層の厚い3年生世代、さらには全日本大学駅伝で2区を走り区間新記録を更新したスーパールーキーの佐藤圭汰選手など充実した戦力。2年ぶりの総合優勝を目指します!

箱根駅伝2023の放送情報

箱根駅伝は毎年、テレビ放送とラジオ中継を通して日本全国に熱い戦いを届けています。

その中継に花を添えるのが実況アナウンサーの存在で、これまでにも何人もの名物実況アナウンサーが誕生し、数多くの名言が生まれてきました。レースとは別に、アナウンサーの実況も箱根駅伝の見どころの一つとなります。

テレビ放送

1987年の第63回大会より毎年日本テレビが箱根駅伝のテレビ放送を行っています。今大会も日本テレビ系列で「★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走」という番組名で生中継されます。

両日ともにレースのスタート時間は朝8時となりますので、実際のレースの生中継は第2部の放送内で行われます。

今大会の模様は、クロスネット局を含め全ての日本テレビ系列の放送局で生中継を予定しています。

2023年1月2日7:00~7:50第1部「まもなく箱根駅伝 往路」
7:50~14:05第2部「★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路」
2023年1月3日7:00~7:50第1部「まもなく箱根駅伝 復路」
7:50~14:18第2部「★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走 復路」

放送局一覧

日本テレビ札幌テレビ青森放送
テレビ岩手ミヤギテレビ秋田放送
山形放送福島中央テレビ山梨放送
テレビ新潟テレビ信州静岡第一テレビ
北日本放送テレビ金沢福井放送
中京テレビ読売テレビ日本海テレビ
広島テレビ山口放送四国放送
西日本放送南海放送高知放送
福岡放送長崎国際テレビ熊本県民テレビ
テレビ大分テレビ宮崎鹿児島読売テレビ

 

衛星放送

(全国)

BS日本(BS日テレ)1月2日& 1月3日

夜9時~夜10時54分

(録画放送)

日テレジータス

(スカパー!・ケーブルテレビ)

大会終了後に放送

(同日または後日)

ラジオ中継

本大会のラジオ中継の歴史はテレビ中継よりも古く、テレビ放送とは異なりいくつかの放送局で中継されています。初詣や親戚周りなど、車移動の車中で聴かれる方も多いのではないでしょうか。

放送局特徴
NHKラジオ第1放送春夏の甲子園(高校野球)の中継時と同様に、毎正時にニュースを放送するため、その際には中継が中断する。
文化放送「文化放送新春スポーツスペシャル 第99回箱根駅伝実況中継」として完全実況生中継を実施。ネット局(32局)では、8時、8時30分、9時のいずれかから中継を開始し、14時まで実況中継が放送される。
アール・エフ・ラジオ日本箱根駅伝の開催地となる神奈川県のラジオ放送局。ラジオ関西などを含むネット局(7局)でも放送している。

インターネット配信

日本テレビで放送する「新春スポーツスペシャル箱根駅伝」の番組公式サイトにて、テレビ版と同じ内容をレーススタート10分前から配信した実績があります。

また、第96回大会よりTVerでも配信されているため、おそらく今大会も番組公式サイトとTVerでライブ配信されることが予想されます。

まとめ

今回は、毎年恒例の新春スポーツイベントである箱根駅伝の出場校やコース、今大会の見どころや放送情報についてまとめてみました。

夏の甲子園(高校野球)と並ぶほどの人気を誇る「箱根駅伝」。母校の伝統と名誉が込められた襷を繋ぐため、選ばれし学生ランナーたちが箱根路を駆け抜けます。今回は、どんなドラマが待ち受けているのでしょうか。

駒澤大学の史上5校目となる三冠達成の瞬間を見たい気持ちと、三冠を阻止すべく他校の力走にも期待したい気持ちとが入り交じる今大会。2023年1月2日8時スタートの箱根駅伝2023をお見逃しなく!

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