増えるサイバー犯罪、個人情報が漏洩するとどうなる?

増えるサイバー犯罪、個人情報が漏洩するとどうなる?

2022年5月29日

個人情報もデータで管理する時代になりました。インターネット上での買い物や情報交換は、日本だけでなく海外にまで届くのでとても便利です。

一方、インターネットを使ったサイバー犯罪も増加しており、何気なく入力した個人情報がどこかで漏洩している危険性もあるのです。そこで今回は、サイバー犯罪についてや巻き込まれないためのセキュリティ 対策も解説していきます。

サイバー犯罪とは

サイバー犯罪とは、コンピュータやインターネットを悪用した犯罪のことです。特徴と種類に分けて、詳しい内容を確認していきましょう。

サイバー犯罪の特徴

サイバー犯罪はネットワーク上での行為のため、匿名性が高く、証拠が残りにくいことが特徴です。万が一、証拠が残っていたとしても、犯人によって証拠の改ざんや消去されることもあるようです。インターネットを使った犯罪は、時間と場所を選ばず実行することが可能で、一度に大勢の人が巻き込まれてしまう可能性があります。立証が難しい犯罪だからこそ、巻き込まれないように気をつけなければいけません。

サイバー犯罪の種類

サイバー犯罪は、コンピューターウイルスの配布・詐欺行為・サイバーテロなど様々な種類が存在します。フィッシング詐欺やワンクリック詐欺などは、よく耳にするかと思います。これらもインターネットを利用して個人情報を抜き取ったり、利用料金を騙し取ったりするサイバー犯罪の1つです。

注意!インターネット上の犯行予告は犯罪

匿名性の高さから、殺害や爆破を予告する文章を掲示板やSNSに書き込む人がいますが、これらは犯罪です。脅迫・偽計業務妨害・威力業務妨害などに該当し、犯罪として処罰を受けることになります。匿名で書き込んでも、「発信者情報開示」を行うことで書き込んだ人の個人情報を知ることが可能です。知らなかった、冗談だったということは通用しませんので、そういった書き込みは絶対にしないようにしてください。

サイバー犯罪から身を守るための3つの方法

ここでは、サイバー犯罪から身を守るための方法を3つご紹介します。身を守る術を知っておくことで、サイバー犯罪に巻き込まれるリスクが少なくなりますので、しっかり確認していきましょう。

セキュリティソフトウェアを活用する

セキュリティソフトウェアを利用すると、ウイルスの感染状況がわかるだけでなく、怪しいサイトを事前に警告してくれます。まずは怪しいサイトをクリックせず、セキュリティソフトウェアを利用して定期的にパソコンの状態をスキャンし点検することで、サイバー犯罪の被害を受ける可能性をなくしていきましょう。

公式サイトに注意喚起がないか確認する

フィッシング詐欺などの詐欺行為があった場合、公式サイトで注意喚起をしていることがあります。公式サイトで注意喚起をしている内容と同じものが送られてくるとは限りませんが、大体が似たような文面で送られてくることが多いです。送られてきたメールやSNSでの文章に違和感を感じたときは、記載されたURLを開かずに、ブラウザから公式サイトにアクセスする方が良いでしょう。

通帳や明細をこまめに確認する

普段から通帳や明細を確認しているのであれば気がつきやすいのですが、あまり気にしていないと悪用されても気づくのが遅くなってしまいます。銀行口座やクレジットカードなど金銭に関わる情報が流出してしまった場合、すぐに銀行やクレジットカード会社に連絡をして停止する必要があります。定期的に確認する習慣を身につけ、いざという時にすぐに対応できるようにしておきましょう。気づいた時点で情報を収集し、早期に相談をすることが、お金を取り戻す確率を高めてくれますよ。

最後に

年齢を問わず、インターネットを使う機会が増えてきています。正しい知識を学ぶことによって、被害にあった時に適切な対処を行うことができたり、事前に被害を防いだりすることができますよ。取り返しのつかないことになってしまう前に、何ができるのかを考えるところから始めてみましょう。

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